兼ねてから蔓延している迷惑メールなどの送信を防止するため、ここ近年、各プロバイダーに「Outbound Port25 Blocking」というメール送信規制が実施されております。

「Outbound Port25 Blocking」が導入された場合、ご利用のメールソフトでSMTP AUTHの設定を行っていただく必要がございます。弊社のfitCLUSTAホスティングでは、SMTP AUTHの機能を提供しております。当ページでは今後、メールの設定で必須となっていく機能、SMTP AUTHについてご案内いたします。

SMTP AUTHとは

eメールは、Control Panelよりユーザー登録時に作成可能です。SMTP AUTH(SMTP認証)は、eメール送信時、送信メールサーバーにて、ユーザー認証（ユーザーアカウントとパスワードの認証）を行う機能です。

従来のeメール送信の設定からSMTP AUTHに設定を変更することにより、eメール送信時、以下のようなトラブルを回避することが出来ます。

迷惑メールなど、不正なメール送信の対策が可能

eメールを送信の際、ユーザーアカウントとパスワードによる認証が行われるほか、ユーザーアカウントと送信元メールアドレスが一致しているかの確認も行われるため、送信元メールアドレスを詐称した、「なりすましメール」を防止します。そのため、従来のeメール送信時に使用されている、POP before SMTP(※)方式に比べ、より高いセキュリティ環境でeメールを送信することが可能です。

また、第三者による、お客様の送信メールサーバーを不正に利用した迷惑メールなどの一斉メール配信を防ぐことも可能です。

※POP before SMTPについて

POP before SMTPとは、eメール送信時に擬似的にパスワード認証を付ける仕組みです。eメール送信の前にメール受信を行うことで認証を完了させ、認証を通過したクライアントのIPアドレスに一定時間(10分等)のSMTPを解放することで、eメールが送信可能となる方式です。

Outbound Port25 Blockingへの対策に

お客様がご利用のプロバイダーにて、Outbound Port25 Blockingの規制が実施された際に、ご利用のメールソフトにてSMTP-AUTHが設定されていない場合、独自ドメイン名のメールの送信を行うことが出来なくなります。

※Outbound Port25 Blockingの実施状況につきましては、ご利用のプロバイダーへお問い合わせ下さい。